保証がいつ切れるかを、壊れる前に確認する人はほとんどいません。そのころには答えは「まだ大丈夫」か「二か月遅かった」のどちらかで、どちらであるかについて打てる手はありません。
確認そのものは二分です。あとではなく今やる理由は、直したいことのいくつかが早いうちにしか直せないからです。
日付が思ったより効いてくる理由
保証は買った日から始まるとはかぎりません。製造時点や初回登録時点から数えるメーカーは珍しくありません。倉庫で寝ていた個体を買えば、すでに数か月分が減った状態で受け取ることになります。
これはたいてい訂正できますが、購入を証明するものが要ります。それを出すのは今週なら簡単で、一年後には面倒です。
展示品・再生品を見分ける最もきれいな方法でもあります。照会結果に出る登録日や有効化日が、自分が買った日より数か月前なら、それは勘ではなく書類上の証拠です。新品のはずがで挙げた確認のなかで、最も決定的なものです。
返品期間と保証期間は一緒に読むものです。長さの違う別々の制度です(いつまで返品できるか)。いま返品するか、あとで修理するかを決めるには両方の日付が要ります。
シリアル番号を見つける
三か所あります。手軽な順に。
本体のラベル。ノートPCは底面、デスクトップは背面か側面、モニターは背面。S/NやSerialと書かれています。印刷のラベルは擦れて消えるので、今日のうちに撮っておいてください。あとで読めないというのは、よくあって、しかも完全に避けられる問題です。
機器に訊く。擦れたシールを探すより速いです。
- Windows:
Win + R→cmd→wmic bios get serialnumber。このコマンドが削除された環境では、PowerShellで同じ値が出ます:Get-CimInstance Win32_BIOS | Select SerialNumber - macOS:Appleメニュー → このMacについて。シリアルがそのまま載っています
- 多くのノートPCは、起動時のファームウェア設定の最初のページにも表示します
箱と注文履歴。外箱にバーコードのラベルがあるのがふつうで、販売店によっては注文情報に控えている場合もあります。箱を取っておく価値がある理由の一つです。
保証書。日本では紙の保証書に販売店の印と購入日が入っているのが一般的です。メーカーの照会が製造日から数えていた場合、これがそのまま訂正の根拠になります。買ったその日に、印と日付が入っているか確認してください。空欄のまま渡されることがあります。
どこで照会するか
メーカーごとに専用のページがあり、多くは地域別なので、正しい入口は住んでいる場所で変わります。Appleの保証状況確認は例外で、世界共通の一ページ、シリアル番号だけで見られます。それ以外は、ブランド名 + 「保証 確認」で検索し、メーカー自身のドメインにある結果を使ってください。
一つ注意があります。第三者の照会サイトは使わないでください。公式の結果より上に出てくるものも含めてです。シリアル番号は特定の一台を指す情報で、素性の知れない相手に渡す理由はありません。入力する前にドメインを確認してください。
照会でふつう返ってくるもの:
- 保証の開始日と終了日
- 種類(基本保証、延長保証、事故補償が別行になっていることもあります)
- 地域。並行輸入品は国内で対象外のことがあります
- 製品登録が済んでいるかどうか
結果は画面を撮っておいてください。いつでも見られるものですが、「あのときはこう出ていた」が必要になる場面がたまにあります。
結果が間違っているとき
新品なのに保証がすでに進んでいる、あるいは残りが明らかに短い。珍しくありません。
これはたいてい直せます。メーカーには通常、購入を証明するものを提示すれば購入日基準に数えなおす手続きがあります。ふつう必要になるのは:
- シリアル番号
- レシートか領収書、またはオンラインの注文履歴
- 販売店名と購入日
- 販売店印と購入日の入った保証書があれば、それが最も早い
早めにやってください。時間が経つほど「古い在庫だった」と「使われていた」の区別が難しくなり、書類も見つけにくくなります。
メーカーが調整に応じないなら、話は販売店に移ります。新品として売られた機器の保証がすでに進んでいたなら、それは表示どおりの品ではなかったという主張が立ちます。
保証がカバーしないもの
期間が残っていることは、修理が無料であることを意味しません。よくある除外:
事故による損傷。落下、液体、圧力による割れ。修理が有償になる最も多い理由です。
消耗品。バッテリーを消耗品として扱い、より短い別の保証を当てるメーカーは多くあります。バッテリーの件で連絡する前に、その行を確認してください。数字の読みかたはノートPCのバッテリーの状態を確認する方法にあります。
許可のない分解。第三者による修理の痕跡は、その箇所の保証を制限しうるものです。ドライブを交換したら全部無効、という話とは違いますし、方針はメーカーによってかなり差があります。
ソフトウェア。OSの不調も、自分で入れたものも、ハードウェアの不具合ではありません。
並行輸入品。国際的に保証を通すメーカーもあれば、地域で制限するメーカーもあります。必要になる前に確かめておく価値があります。
初期不良交換は保証とは別のもの
日本では、購入から一定期間内(多くは7日から14日)に不具合が出た場合、修理ではなく交換に応じる初期不良交換を設けている販売店が一般的です。これはメーカー保証とは別の、販売店の対応です。
大事なのは期間の短さです。メーカー保証が一年あっても、初期不良交換の窓は最初の一、二週間で閉じます。同じ不具合でも、その窓の中なら交換、外なら修理になります。だから受け取った直後の確認が効くのです。期間と条件は販売店ごとに違うので、レシートか販売店のページで確認してください。
延長保証をどうするか
延長保証は購入時か、その後のごく短い期間しか申し込めないことが多く、つまり今決めることがらです。
たいてい三つの問いで決まります。
- この機器の修理費はいくらか。キーボードがトップケースと一体になっている、パネルが高解像度、といった構成では、部品一つが計算を変えるほど高価です
- どう使うか。持ち歩く時間が長いほど落下と液体の危険が増えますが、そこは基本保証がまさに対象外にしている部分です。その使いかたなら、事故補償が含まれるかどうかだけが問題になります
- 基本保証がもともと何年か。二年の保証に一年足すのと、一年の保証に一年足すのとでは、まったく別の計算です
四つを記録する
- シリアル番号(ラベルの写真つき)
- 保証の終了日(数週間前に鳴るようカレンダーに入れる)
- 照会結果のスクリーンショット
- 購入を証明するものの置き場所(紙の保証書があればその保管場所も)
効いてくるのはリマインダーです。半ば見過ごしていた微妙な症状は、保証が切れる前に持ち込むのと切れてから気づくのとで、まったく別の状況になります。
