新品として売られた機器が、そうでないことがあります。よくあるわけでもなく、珍しいわけでもなく、そして見た目の確認はほとんど役に立ちません。清掃して梱包しなおされた返品機は、新品とまったく同じに見えます。
清掃で消えないのは、ハードウェアが自分について数えている記録です。四つの数字は再インストールを生き延び、合わせれば答えが出ます。
三つの違うもの、一つの方法
展示品。店頭で扱われたもの。計算に費やした時間は多くないかもしれませんが、画面は何か月も同じデモを映していた可能性があります。
リファービッシュ品。返品や修理を経て、検査され、再び売られるもの。リファービッシュ品そのものに問題はありません。メーカーのプログラムは検査を通しますし、保証も付き、そのぶん安いのです。問題は、それが新品の値段で新品として売られることです。
開封済み未使用品。使われずに返品されたもの。実質的に新品ですが、それでも黙って渡すのではなく開示されるべきものです。
以下の確認は、三つとも見分けます。
1. 保証の開始日
これを最初にやってください。ほかにこれほど決定的なものはありません。
シリアル番号でメーカーに照会します。保証が買うより前に始まっていたなら、それは印象ではなく記録です。三か月前に始まった保証は、その個体が三か月前に登録されたか売られたことを意味します。
シリアルの探しかたと照会先はメーカー保証期間の調べ方にあります。二分です。
注意が一つ。本当に新品の古い在庫でも、開始日が早く出ることがあります。製造日から保証を数えるメーカーがあるからです。ですので、これは判定ではなく入力の一つとして扱い、残りと合わせて読んでください。
2. バッテリーの充放電回数
バッテリーは自分の充放電回数を数えていて、その数はOSを入れなおしてもリセットされません。
Windows:Win + R → cmd → powercfg /batteryreport。書き出されたHTMLを開いて、サイクル数と満充電容量を読みます。
macOS:Optionを押しながらAppleメニュー → システム情報 → 電源。サイクル数が載っています。
新品なら一桁です。工場での検査と輸送中の自然放電で、せいぜい0から5。二桁なら誰かが数日使っています。何十回なら疑いようがありません。
ついでに満充電容量も読んでください。設計容量に近いはずです。数字の意味はノートPCのバッテリーの状態を確認する方法にあります。
3. ドライブの通電時間
SSDやハードディスクは通電していた合計時間を記録していて、これも再インストールを生き延びます。
無料のSMART読み取りユーティリティならどれでも表示します。見るべき項目は二つ。
- Power On Hours(使用時間)。新品ならごくわずかです。数十、数百なら、どこかで動いていたということです
- Power On Count(電源投入回数)
これは展示品を捕まえるのがとくに得意です。売り場で一日八時間、一か月動いていた機器には、数百時間が記録されています。
4. 画面の焼き付き
展示品の署名のようなものです。店頭の機器は同じデモ映像や同じ壁紙を何か月も映しつづけ、その輪郭がパネルに残ります。
上のドット抜け検査を使い、グレーの画面まで進めてください。焼き付きは中間の明るさで最もよく見えます。白は明るすぎて数パーセントの差を出せず、黒では何も見えません。グレーの上にタスクバーの形やロゴの輪郭が見えたら、その画像が非常に長いあいだ画面にあったということです。
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これがその画面です。本当に新品なら、ここに模様は一つもないはずです。
先に部屋を暗くして、パネルを拭いてください。乾いた汚れが驚くほど似て見えます。見分けかたは焼き付きの確認方法にあります。
物理的な痕跡
数字を読んだうえで、見てください。どれか一つだけなら弱い根拠ですが、いくつも重なればそうではありません。
ねじの頭。底面のねじにドライバーが滑った跡があれば、開けられたということです。新品にその理由はありません。
ポートの中。明るいところでUSBやHDMIの穴を覗いてください。新品はきれいです。ホコリや細かい擦り傷があれば、何かが入っていたということです。
キートップの光沢。よく使うキー(スペース、エンター、矢印)だけがほかより光っているなら、それは摩耗です。新品のキーボードは手触りが均一です。
トラックパッドの中央の艶。指が置かれる場所です。
ヒンジ。妙に緩い、あるいは画面が角度を保てないなら、開閉が相当な回数あったということです。
保護フィルム。工場で貼られたフィルムがすべて残って剥がされていないか。一部だけ剥がされている、貼りなおされているなら、誰かが手を入れています。
梱包
これらは開ける前に見えるものなので、すでに開封したなら自分の写真を確認してください。
- 封印が無傷で、切って貼りなおした形跡がないこと
- ビニールが工場の封であって、手で包んだものでないこと
- 付属品の袋が個別に封をされていること
- 緩衝材が正しい位置に収まっていて、入れなおされていないこと
詳しい確認が開封の様子をまず撮っておけと書いているのは、まさにこのためです。あの瞬間は戻ってきません。
二つの数字が食い違ったら
異常が一つなら状況証拠です。二つ重なれば — たとえば保証がすでに進んでいてかつ充放電が三十回 — 証拠になります。
誰かに連絡する前に集めてください。
- 開始日が写った保証照会のスクリーンショット
- サイクル数が出たバッテリーレポート
- ドライブの通電時間
- 焼き付きが写ったグレー画面の写真
- 物理的な痕跡の写真
新品として広告された機器に使用履歴があるなら、それは表示どおりの品ではなかったという主張が立ちます。理由のない返品より長い窓の話になりえます。その区別はいつまで返品できるかで扱っています。
中古として買ったのなら、これは不具合ではありません。履歴があって当然です。そこでの問いは、履歴が売り手の説明と合っているかどうかで、それは中古ノートPCを買うときに確認することの話です。
承知のうえでリファービッシュを買うのは別の話
誤読されないよう、はっきり書いておきます。メーカーのリファービッシュ品は、まっとうな選択です。検査を通っていて、保証が付き、バッテリーのような消耗部品は交換されていることも多く、値段は安い。
ここで問題にしているのはリファービッシュ品ではありません。それを、そう言わずに新品として売ることです。承知のうえで買えばよい判断で、知らずに買えば、払った額とは違う製品を受け取ったことになります。
