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ReturnCheck

返品を送るとき、箱に入れるものと入れないもの

返品の連絡は済んで、あとは箱に詰めるだけ。元箱がないとき、おまけをどうするか、初期化はいつやるか、そして送り出す瞬間に何を残しておくかをまとめました。

最終確認 2026-09-04

返品すると決めて、連絡も済ませました。この記事はその次、箱の前に立った瞬間からを扱います。

その手前の段階は別の記事にあります。

梱包は些細な作業に見えますが、返品が止まるのはたいていここです。本体に問題がないのに「付属品が足りない」「梱包が不十分で輸送中に破損した」という理由で戻ってくることが実際にあります。30分かければ、その余地はほぼ消せます。

まず — 誰が引き取りに来るのか

同じ返品でも、ここで手順が二つに分かれます。詰める前にどちらなのか確かめてください。

販売店が集荷を手配する。 販売店が配送業者を指定して集荷に来ます。送り状は担当者が持ってくるか、すでに発行されています。利用者は梱包だけしておけば済みます。

自分で発送する。 自分で配送業者に持ち込むか集荷を依頼します。宛先を正確に控える必要があり、送り状の番号も自分で管理します。

この違いが後で効いてきます。荷物が輸送中に破損したり届かなかったりしたとき、誰がその配送を手配したのかが出発点になるからです。受付画面やメールにどちらか書いてあれば、その画面を保存しておいてください。

集荷日が決まっているなら、それも一緒に残します。担当者が来ていないのに「集荷したが不在」として処理されることがあります。

送料の扱いを先に確かめる

日本の通信販売では、返品の条件は販売店が定める返品特約が出発点になります。送料を着払いにしてよいのか元払いなのか、返品理由によって変わるのかは、その特約に書かれています。

ここを確かめずに着払いで送ると、受け取り拒否になることがあります。詳しくはネットで買ったノートPC、いつまで返品できるかにまとめてあります。

元箱がないとき

いちばん心配される点ですが、日本では他の国より元箱が重く扱われます。

返品特約に「元箱・付属品が揃っていること」と明記している販売店が珍しくありません。これは法律というより、その販売店が自分で決めた条件です。だからこそ、返品を申し出た時点で確認しておく必要があります。条件に入っているなら、そのことを知らずに送ってしまうのがいちばん困る展開です。

元箱がない場合は、こう代えます。

  • 本体よりひと回り大きい箱。四方に緩衝材を入れる余裕が要ります
  • ノートPCは画面側を厚めに包みます。気泡緩衝材を何重かにして、角は別に補強します
  • 箱の中で動かないこと。振ってみて音がするなら緩衝材を足してください
  • 充電器とケーブルは本体に当たらないように別に包んで入れます。アダプターが天板を押した状態で運ばれると、その跡が画面に残ります

箱に前の配送の送り状やバーコードが残っていたら、剥がすか完全に隠してください。仕分け機が古いバーコードを読むと、まったく別の場所へ運ばれます。

元箱が残っているならそれを使うのが確実です。届いた日に箱を捨てないでほしいと書いてあるのは、この瞬間のためです。

何を入れて、何を出すか

原則はひとつです。届いたときに箱に入っていたものは全部入れ、自分のものは全部出す。

入れるもの

  • 本体
  • 充電器とケーブル(アダプターを含め、届いたときのまま)
  • 説明書・保証書・同梱の紙類
  • 同梱されていた予備部品、変換アダプター
  • 剥がした保護フィルム — 捨てていなければ一緒に入れます

出すもの

  • 自分で買ったマウス、ケース、ケーブル
  • メモリーカード、USBメモリ
  • 物理SIM — 入れたまま送ってしまう事故がとても多いところです
  • 自分の名前や住所が書かれた紙

おまけ・特典をどうするか

返品は受け取ったものを返して、払ったお金を返してもらう手続きです。購入時に付いてきた特典も、原則としてその対象に入ります。本体だけ返して特典を手元に残すと、その分を返金額から差し引く販売店があります。

すでに開封したり使ったりしている特典があるなら、送る前に伝えてください。 荷物が着いてから連絡が来るより、受付の段階で片づけるほうが早く済みます。

初期化は詰める直前に

手を離れる前に初期化します。手順は売る前・譲る前の初期化と個人情報の消し方にすべて書いてあります。返品でも手順は同じです。

ただし返品のときだけ違う点がひとつあります。不具合を理由に返すのなら、初期化する前に証拠を先に押さえてください。 画面の不具合の写真、異音の動画、エラー表示の画面。初期化すると本体の中の記録も設定も消えますし、撮っていなければそれで終わりです。

順番はこうなります。

証拠を残す → バックアップ → サインアウト → 端末のロックを解除 → 初期化 → 初期設定画面で止める

初期設定画面で止めるところまでが初期化です。確認のためにもう一度サインインすると、いま消したものを戻すことになります。

Windowsの「ドライブを完全にクリーンアップする」を選ぶと数時間かかります。集荷の当日朝に始めては間に合いません。

送り出す瞬間に残すもの

この記事でいちばん大事なところです。本体はこれから手を離れ、残るのは記録だけになります。

封をする直前の写真。 箱を開けたまま、中身が全部見える一枚。付属品が足りないという話が出たとき、この一枚で会話が終わります。

封をした箱の写真。 テープを貼った状態で、送り状が貼ってあれば番号が読めるように撮ります。

送り状の番号。 写真だけでなく文字でも控えてください。あとで番号を検索することになります。

渡した時刻。 集荷なら担当者が持っていった時刻、自分で出したなら受け付けた時刻。コンビニや営業所で出したなら、控えを捨てないでください。

受付画面や案内のメール。 返品理由が何として記録されたかがここに残ります。不具合として申し出たのに自己都合として処理されると、送料の負担が変わります。

写真4枚とメモ1行。5分で終わります。

輸送中に事故が起きたら

まれですが、荷物が破損したり届かなかったりすることがあります。このとき争点になるのはたいてい三つです。

  • 誰がその配送を手配したのか
  • 手を離れた時点でどういう状態だったのか
  • 梱包が適切だったのか

前の節で写真を撮ってくださいと書いたのは、このためです。三つのうち二つに写真が答えます。

配送業者には独自の賠償手続きがあり、申し出の期限が決まっていることが多いです。届いていないと分かったら、販売店と配送業者の両方にすぐ連絡してください。時間が経つほど確認が難しくなります。

送ったあと

到着の確認。 送り状の番号で追跡して、着いた日を控えておきます。「まだ届いていない」と言われたときの答えがこれです。

返金の予定を聞く。 販売店が検品する期間が別にある場合が多いです。いつまでに処理されると案内されたか残しておいてください。

支払い方法によって返金の時期が違います。 クレジットカードの取り消しはカード会社側の処理に数日かかりますし、分割払いだと反映がさらに遅れることがあります。口座振込なら、伝えた口座情報が正しいか確かめてください。

検品で問題が出たと連絡が来たら、何が問題なのか具体的に聞いてください。写真を求めても構いません。ここで、封をする直前に撮った写真が利用者側の根拠になります。

断られた場合の次の段階は返品を断られたら、その理由は法にあるかにあります。

テープを貼る前に

  • 集荷なのか自分で送るのかを確かめた
  • 返品特約を読んで、送料と元箱の条件を確かめた
  • 不具合による返品なら、証拠を先に撮った
  • 初期化して初期設定画面で止めた
  • 届いたときの付属品を全部入れた
  • 自分のものを全部出した(SIMを含む)
  • 特典をどうするか決めた
  • 振っても中で動かない
  • 古い送り状やバーコードを隠した
  • 開けた状態と封をした状態の写真を撮った
  • 送り状の番号を文字で控えた

ReturnCheckが返品の手続きを代行することはありません。ただ、この段階で抜けると荷物が出てしまってから分かる項目があるので、ここにまとめておきました。